2021年4月17日スタート日本テレビ系毎週土曜夜22時より放送。
日本テレビの「土曜ドラマ」といえば学園モノのイメージが強かったのですが、近年は「泣くな、はらちゃん」、「THE LAST COP/ラストコップ」、「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」などジャンルや年代を問わない作品も多く話題になっていますね。
今回の作品は夢を追う若者たちの青春群像劇。
毎回作中の芸人トリオが披露する「コント」からはじまり、その伏線をドラマ内で回収する展開のようです。
いったいどんな内容なのか、さっそくドラマ『コントが始まる』についてご紹介していきましょう。
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『コントが始まる』のあらすじ
高校の文化祭で披露したコントが大学の落研にいた真壁先生に絶賛された高岩。
進路をお笑い芸人と決め、一緒にコントを演じた美濃輪とコンビ「マクベス」を結成する。
やがて、高校生ぷよぷよ日本一に輝いたものの若手プロゲーマー達についていけなくなった朝吹も合流し、トリオとなって再出発した。
しかし、現実は厳しく鳴かず飛ばずの日々。3人には「デビューから10年経ってもブレイクしなかったら解散」というルールがあった。
ある日、実家に帰った美濃輪は両親からその10年目の期限が迫っている事を突き詰められ、高校卒業時から付き合っている彼女からも結婚したい素振りを見せていたと告白。
また朝吹もバイト先の焼鳥店から正社員昇格の話を聞かされ、ひとり苦悩する高岩。
朝吹の提案で、「次のネタ見せオーディション不合格なら解散」とするも玉砕。
マクベスは解散と決まり、翌日の単独ライブでファンに報告した。
そこにはネタ合わせをしている内に彼らの熱狂的ファンとなったファミレスの店員、里穂子もいた。
ライブが終わった帰り道、高岩が里穂子に声をかけ二人がはじめて出会った話をするが・・・
『コントが始まる』のスタッフ・キャスト
脚本 -:金子茂樹 『俺の話は長い』、『世界一難しい恋』
主題歌 :あいみょん「愛を知るまでは」
<キャスト>
●「マクベス」トリオ
高岩春斗(たかいわ はると): 菅田将暉
コントのネタを書いている。里穂子とはファミレスで出会う前に公園で酔いつぶれているところを介抱したことがあったので知っていたが、当人は覚えていなかった。
朝吹瞬太(あさぶき しゅんた): 神木隆之介
金髪。ラーメンに詳しくオーディションに落ちたら「うまいラーメン屋がある」と車を飛ばして福岡までとんこつラーメンを食べにいくほど。
美濃輪潤平(みのわ じゅんぺい): 仲野太賀
実家の酒屋を継がないといけないプレッシャーと高校時代からの恋人との結婚のプレッシャーに悩む。
●中浜姉妹
中浜里穂子(なかはま りほこ): 有村架純
大手食品メーカーを退社後ファミリーレストランでアルバイト中に「マクベス」と出会う。
それからネタの打ち合わせをしている姿を見ているうちに気になりはじめファンになり単独ライブに行くことに。
初めて行った日に解散を告げられ失望。自分が疫病神だと思っている。「マクベス」が共同生活しているマンションの隣のマンションに住んでいる。
中浜つむぎ(なかはま つむぎ): 古川琴音
姉が「マクベス」にはまっているが興味はない。ライブ終わりに朝吹が立ち寄るスナック「アイビス」で働いている。
●その他
下條良枝:松田ゆう姫
スナック「アイビス」のママ
真壁権助: 鈴木浩介
春斗たちの高校時代の担任。
大学時代は落研。普段厳しいのに文化祭で披露したコントをほめたことで春斗たちが芸人を目指すことになる。
松田ゆう姫さんが出演しててびっくりしました。俳優一家ですので堂々としてましたね。そしてお兄さんの松田龍平さんに似ている気が・・・雰囲気あるなあ。
『コントが始まる』の感想 ※一部ネタバレ
若手実力派俳優たちが輝いてます
映画「花束みたいな恋をした」の菅田将暉と有村架純コンビ、さらにヤンキーから優しい振られ役まで演じる仲野太賀、神木隆之介・・・役者がそろってますね。
2話目以降には芳根京子、浅香航大も登場予定。
夢を追いかける若者の挫折や苦悩を描く青春群像劇ですが、どこか笑えてやっぱり胸がぐっと締め付けられるような「緩急」が上手にちりばめられています。
俳優が演じる「芸人」と「コント」
売れない芸人さんはみんなこうなんだとは限りませんが大変なんだと思います。
リアルはもっと壮絶なんでしょう。
テレビや大きな劇場、動画配信コンテンツは陽の部分ですからね。
毎回ドラマの序盤は「コント」で始まります。
「コント」自体お芝居が上手でないとなりたたないので俳優さんがやればそれは上手なはずです。
ただ笑えるかは難しいですよね。
あくまでドラマの序盤なので笑いまで期待はしていないですが、「マクベス」が本当に解散してしまうのか売れる時がくるのか楽しみです。
里穂子になにがあったのか
行く先々で不幸になるといい自分が「疫病神」だというヒロインの里穂子。
会社を辞めた時から抜け殻のように生きていたという彼女の過去も気になるところ。
会社を辞めた日に公園でカップ酒を飲んでつぶれていた姿からはそうとうなことがあったのではと思われます。
一体どんな物語があるのか注目です。
まとめ
夢を見て、夢を追ってがむしゃらな時は楽しいけどいつか現実に引き戻される瞬間がやってくる。
わかっていても抜け出せないままずるずる行くのか、はたまた妥協して安定の道を選ぶのか。
人生は選択の連続です。
いまが青春な方も、青春っていいなと思うかたにもみてほしい作品です。
甘酸っぱいけど、どこか懐かしい。オススメです。