19年前の私のお話。
不眠に悩み、仕事や生活にも疲れが出てきたときにふと学生時代(社会福祉学科専攻)に受けた「精神疾患」の授業のことを思いだした。
「もしかしたら、これが不眠症なのかな?」
「だとしたら、一度お医者さんに診てもらわないと!」
つらい状態から抜け出せるならば、気力があったこのタイミングで私はなんとかこの判断をすることができました。
自分のカラダは自分が一番よくわかるといいますよね。
ではココロはどうでしょうか?
もし当てはまる項目があるあなたにぜひ参考にしていただきたい。
明らかに様子がおかしいな?調子が悪いなと思ったときにどう行動したのか。
はじめての心療内科に受診した私の体験談を簡単にまとめてみました。
早期発見でつらい状態から抜け出すヒントになるならうれしいです。
◆筆者のご紹介◆
▶眠れなくて辛かった体験談はこちらの記事です
心療内科に行ってみてどうなったのか?
心療内科に受診して思ったこと。
心療内科に行ってみてどうなったのか?
「これって病気だったんだ!」
理由がわかった事、治療で改善するかもしれないという期待感。
対処方法が分かったという点で大きな安心感が得られました。
「やっと眠れない日々から解放される!」
帰宅してから思わず泣いてしまいました。
すごく、すごくほっとした記憶があります。
それまで仕事の忙しさや不安、ストレスからなのか自分ではもうどうすることもできない状況でした。
色々と眠るためにトライしてもうまくいかずに仕事でミスをしたり、寝坊しそうになる毎日でますます焦り、苛立ちまくっていました。
あとは処方された「睡眠導入剤」と気長に付き合い、気長に通院する日々を送ることで私の「不眠症」が少しずつ改善されていきました。
●参考記事
筆者の「ねこまる」さんが適応障害で「心療内科」を受診した際の体験談をまとめた記事です。
「はじめての心療内科」病院選びと診療科についての疑問
精神的な悩みがある、心身に不調がある場合にどの病院の何科に行けばいいのか。
最近はインターネットで沢山情報があふれていますし、病院のサイトで症状について詳しく掲載しています。
迷ったら直接専門家に聞くのが間違いないと思います。
参考サイト:精神科・心療内科・メンタルクリニックの違い。どっちに行くべき?|EPARK.JP
「はじめての心療内科」病院選びから通院まで【私の場合】
ここでは実際に通院にいたるまでに流れを解説していきます。
通院までのステップ ※あくまでも個人のケースです(私の場合)
1.ネットなどの情報収集
もともと予備知識がすこしあったので「心療内科」がある病院で自宅から通いやすい場所の情報を調べました。
あとは土日に受診できるのか、最終の受付時刻も大切なチェックポイントです。
個人的に口コミをうのみにせず、仕事をしながらでも通院しやすいかどうかをメインに探してみました。
ほかに院内の写真があれば明るくて清潔感があるかもチェックしました。
運がいいことに通勤時に自宅から駅にまでの間でメンタルクリニックが開業したばかりだったため早速予約をしました。
2.行く前に連絡をいれる
病院によるのですが、初診の場合だと混雑具合で直接行っても受け付けないというところや電話で予約を入れようとしても1ヶ月待ちと言われることもあるようです。(私自身も経験があります)
事前に連絡(電話でもWEBのフォームでも)することをおすすめします。
もし苦手でなければ「電話」での事前連絡をおすすめします。
受付の方の対応が自分にとって「ここちのよい」ものかどうかを確認する目安になるからです。
どの病院でもスタッフの方の対応が冷たかったり、事務的だったり、お粗末なものではもう通いたくなくなりますよね。
通院がストレスでは本末転倒です。
私の選んだ病院は開業まもないため予約がスムーズに取れ、受付の方が丁寧でゆっくりと親切に対応してくださったのですごく安心しました。
3.受診当日
休みである土曜日が初診日でした。
あたらしいだけあって院内はキレイ。
落ち着いた雰囲気。
BGMも音量小さめでオルゴールやクラシックが流れていました。
でも緊張しますよね。
はじめての心療内科ですのでどんなかんじなのかどきどきしながら問診票に記入をして受付に提出。
しばらくすると先生が待合室まで迎えに来てくれました。
「これが心療内科の先生か」
そんなことを思いつつ、診察が始まります。
基本は先生が問診票をもとに質問し、内容についてこちらがこたえる形式でした。
「眠れないんですか、いつごろからですか?」
ええーっと、あのう・・・(ドキドキ)ボソボソ・・・
みたいなかんじではじまり、具体的な症状についての話をする感じです。
うまくしゃべろうとしなくても焦らなくても大丈夫です。
ゆっくりと先生が話をきいてくれました。
もしうまく話せるか自身がなければ手帳やメモなどで事前に「いつからどんな状態になってなにがつらいのか」などまとめたものを用意しておくとすこし話すやすくなると思います。
そしてはっきりと病名を断定はしませんでした。
内科やら外科なら「風邪ですね」とか「骨折れてるね」と断定しますが、心療内科ではそれはありませんでした。
「眠りやすくなるためのお薬を出しますのでそれを飲んですこし経過をみてみましょう。また1週間後にきてくださいね」
待合室で診察の後に心理テストのようなものをしてから受付で会計。
眠りについた時間を書く記録日誌と処方箋をもらい次の予約をしてこの日は終わりました。
▼私が悩んだ不眠症について▼
<不眠症(睡眠障害)のタイプは4つ>
不眠にも4つのタイプがあり、症状は1つの場合と複数の場合がある。入眠障害
床についてもなかなか(30分~1時間以上)眠りにつけない。中途覚醒
いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間、夜中に何度も目が覚める。早朝覚醒
希望する時刻、あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない。熟眠障害
引用:suimin.net
眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない。
「はじめての心療内科」薬局へ行こう編
院外の調剤薬局にてはじめておくすりをもらいました。
私の場合は病院から歩いて1、2分のところにあるチェーンではない昔ながらの個人で経営している薬局でした。
病院の受付の方に近くの薬局の地図をもらえたので一番近いという理由でそこへ行きました。
薬局の店主は少し高齢ですが、ベテランといった感じで安心感がありました。
優しい応対と詳しくどんな内容のくすりなのか、注意点などを丁寧に説明してくれました。
調剤薬局については病院からの距離や応対の雰囲気、混雑具合などで選ぶのがポイントかもしれません。
ちなみに現在わたしが通院しているクリニックに隣接しているチェーン系の調剤薬局は受付の対応は親切で、おくすりの説明や質問への回答も丁寧ですが、とにかく混むのが難点です。
30分待ちは当たり前で、最長2時間待ちというときもありました。
何を優先にして選ぶのか基準が難しいところです。
通院が続く場合があるので、病院と同じように薬局も選んでおくといいですよ!
まとめ:かまえずにまずは一歩進んでみよう
初診からおくすりをもらうまでの流れを私の経験をベースにまとめてみました。
どうしても敷居が高い場合、オンライン診療のシステムを導入している病院もあります。
まずは一人で悩まない、そのまま放置しておかない。
友人や家族だから逆に相談しにくいとき、専門家を頼るのが一番です。
あとはネットにある誤った情報にまどわされないことも大切だと思います。
わからないことを気軽に相談できる先生や薬剤師さんを見つけて一日もはやくこころ休まる時間をむかえましょう。
ひとりで行くことが不安であれば、事前に病院へ連絡をすれば待合室までなら家族以外でも同行OKな場合もあります。まずは相談から!